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KURENBOH -CHOHOUIN BUDDHIST TEMPLE GALLERY- Top  About  Exhibition  Event   Archives  Access

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石田 瑞穂「耳の笹舟」−言の繭、音の寺−
Art Director 奥定泰之 / 書 calligraphy 北村宗介
2017年6月1日(木)〜6月30日(金)

水・木・金曜日 10:00〜15:00 開廊(16:00閉廊)
1時間ごと事前メールでの予約制(当日予約は不可)
*空間内は1人での鑑賞となります。
*拝観料:賽銭をお願いします。
*6月24日に関連イベントがあります。(詳細はこちら

※この展示は終了しました

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そうか 言葉は魂だけじゃなく
耳まで傷つけていたのか

こころをつむるように
耳も莟をつむるのか

−−「雪風」より

言葉は音を聴くだろうか 

−−「見えない波」より




生きうるための言葉は、もっとも秘められた言葉によって、つむがれてゆくのではないでしょうか。それは、詩のおおきな謎であり、魔法でもあります。

風、光、雨へとひらく花のように、肉体の外へ無垢に咲きながら、精神と身体の内奥へ、内奥へと、複雑な迷宮を渦巻いてすすむ、秘めやかな器官。耳は、詩、そのものに似ています。

詩集『耳の笹舟』は、心因性難聴という個人的で、秘めやかな体験から書かれました。この詩の個展では、展示と、各界で活躍する表現者たちとのコラボレーションをつうじ、詩集の言葉をより遠くの外気へ飛散させ、いまを生きる心身の海溝により深く潜在させるこころみです。

東日本大震災以後も烈しく流転する世界へ、生の内密な襞をうらがえし、無条件にさしだすとき。ポエジーを、書を、ダンスをつらぬく、どんな音が生まれるのでしょう。願わくは、諸存在の再生をうながす、音楽となって。

石田瑞穂



石田瑞穂 Mizuho Ishida
詩人。詩集に『片鱗篇』(思潮社)、『まどろみの島』(思潮社、第63回H氏賞受賞)、『耳の笹舟』(思潮社、第54回藤村記念歴程賞受賞)。2014年、欧州5都市で東日本大震災を語り、朗読する「見えない波」参加。真言宗智山派僧侶。
https://mizuhoishida.jimdo.com

北村宗介 Sousuke Kitamura
書家。上京後、書詩家・木村三山に師事。書、篆刻を学ぶ。師の没後は無所属。個展、グループ展のほか、書の指導、書法ライブを展開中。また宮部みゆき著「孤宿の人」「三鬼」山本兼一著「利休にたずねよ」(直木賞)ほか題字多数。


※この展示は終了しました






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